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塗装業の元請けの探し方を徹底解説!注意した方がいい会社を見抜くポイントも

塗装業界においては、元請けの会社が下請け業者に仕事を依頼して工事を進めるという形態がよく見られます。下請け業者になると元請から一定の仕事を供給してもらえ、営業コストを節約できるだけでなく、自社の専門である塗装の仕事に専念できるというメリットがあります。しかし
「元請け業者の探し方がわからない」
「良い元請け会社を探したいけどなかなか見つからない」
とお悩みの塗装会社の方もいるでしょう。
今回は塗装業界における元請けの探し方と注意した方が良い会社を見抜くポイントを徹底解説していきます。

元請け会社の主な種類

元請け会社には

  • 建設会社
  • リフォーム会社
  • 塗装屋
  • 工務店
  • 不動産
  • ホームセンター

があります。
それぞれ特徴がことなり、元請けから仕事をもらいたい場合は自社にあった元請け会社に営業することが大切です。それぞれの元請け会社の特徴を以下、詳しく紹介していきます

建設会社

建設会社はゼネコンの仕事や公共工事などの塗装を多く請け負っており、短期的に見ると仕事の発注量は安定的ではありません。しかし1年単位で見ると大きな仕事を発注してくれます。建設会社から仕事を受注する際は、実績だけでなく資格所有者や発注単価などをしっかりと確認されるので、その点に注意が必要です。

リフォーム会社

リフォーム会社の場合は定期的な仕事の発注が期待できます。多くて年間10~20棟前後の発注が見込まれるでしょう。ただし塗装に対して苦手な方が多く発注単価も比較的高めになる傾向があります。

塗装屋

塗装職人社長の塗装屋さんの場合、仕事に対する考え方や仕事の仕方などを統一するよう求められることが多くあります。しかし相性が合えば信頼感を得ることができ、その後長く安定的に仕事を発注してもらうことができるようになります。元請け塗装屋の社長も塗装に対する理解がある方なので発注単価も納得の行く価格で見てもらうことが多くなるでしょう。この場合、仕事においても納得のいく仕事をさせてもらえるケースが多くあります。一方で営業系の塗装屋さんの場合はどれだけ安価に工事ができるかを重視される傾向にあります。そのため仕事も厳しくなることが多いと考えられます。

工務店

リフォームに力を入れている工務店の場合は発注が定期的にあります。数は一年に多くても10~20棟になるでしょう。

不動産

不動産屋さんを元請会社にするのはあまりオススメできません。近年では塗装に対する知識の少ない不動屋さんに依頼する方も減少しているため、発注単価が安くなる傾向があります。そのため工事も厳しくなるでしょう。

ホームセンター

ホームセンターはお客様からの受注単価が安価になることが多いので、発注単価も必然的に安くなってしまう傾向があります。こちらも不動産屋と同様あまりおすすめできません。

こんな元請けには注意!悪い元請け会社の特徴

下請け会社として仕事を受注することには、営業コストを削減でき、塗装に専念できるといったメリットもありますが、悪い元請会社から仕事を受注してしまうと報酬を支払われないと言ったトラブルに巻き込まれることもあります。悪い元請け会社には共通して見られる特徴があります。以下、悪い元請け会社の特徴を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

下請け会社に報酬を支払わない

下請け会社と悪い下請け会社の間では、お金に関するトラブルも多く発生します。特に多重下請け構造の下の層になるほど利益が少なくなる可能性が高くなります。「工事中の態度がひどかった」、「工事の質が低い」といったことを理由に支払いを渋るケースもあります。このように報酬が支払われないと自社が赤字になってしまう可能性もあるので、そのような悪い元請会社からは仕事を引き受けないよう注意しましょう。

段取りや指示が悪い

下請け業者は元請け会社から様々な指示を受けて、元請け会社とお客様が契約した内容に沿って工事を進めていきます。そのような中、悪い元請会社の場合は段取りや指示もうまくない可能性があります。例えば必要な機材や材料があり、手配の依頼をしても、その手配が遅れるもしくは手配すらされないということもあります。段取りが上手く出来ないと仕事がスムーズに進まず、工事が工期内に完了できないこともあります。仕事を受注する際は、なかなか分からないかもしれませんが、事前に元請け会社の評判などを調べ、段取りや指示が悪いことがないか確認するといいでしょう。

あまりにも安い価格で発注してくる

一般的に元請会社は下請け会社よりも優位な立場にあるので、不当に安値で作業を強要してくる場合もあります。特に一社からの発注に依存している下請け企業は安値で発注されてもなかなか断ることが出来ず、我慢を強いられるでしょう。「この価格で受注しなければ今後取引を中止する」などと言われてしまうと仕事も受けざるを得ません。このような悪質な元請会社に依存するような状況であれば、その状態から早く抜け出すようにしましょう。

元請け会社のおすすめの探し方

上記で述べたような悪質な元請け会社を避け、優良な元請け会社を探すにはどうすれば良いでしょうか。元請会社のオススメの探し方を詳しく解説していきます。

知人や協力会社に紹介してもらう

一つ目は知人や協力会社に紹介してもらう方法です。知人や協力会社のつてを使えば、下請けになりやすいのが特徴です。ただし継続的に仕事を依頼してもらうためには、仕事の質や対応が良いこと、施工コストが安いこと、相性が合うといった特徴が揃うことが必要です。

元請け会社に直接営業をする

前述で述べたように、元請け会社にはさまざまな種類の会社がありますが、そういった会社に電話やメールで直接営業をするといった方法もあります。営業を行う際は、丁寧な言葉遣いを心がけ、自社の強みをアピールできるよう事前に自社のサービスや会社情報を整理しておきましょう。

インターネットで探す

会社を探す場合は下請けと元請け会社のマッチングサイトなどを使う方法があります。このようなサイトの多くは無料で使うことができ、元請け会社の評判などを知ることができるのでおすすめです。

塗装工事業の協力業者募集・工事案件一覧 | ツクリンク

塗装工事業の協力業者募集・工事案件一覧 | ツクリンク
1つ目のサイトはツクリンクです。塗装業者の方は無料で会員登録することができ、工事情報を掲載している会社に簡単にメッセージを送ることができます。またメッセージの送付や工事の受注に繋がった場合も0円で使えます。地域や業種だけでなく、工期で検索することも可能です。自社にマッチングする元請け業者を探しやすいサービスです。

外壁塗装職人募集 腕に自信のある塗装職人さん募集中|街の外壁塗装やさん

外壁塗装職人募集 腕に自信のある塗装職人さん募集中|街の外壁塗装やさん
街の外壁塗装やさんは中間業者を一切介在させない元請け直接施工システムを運営しています。そしてそのための塗装職人を募集しています。独立して個人で塗装職人として仕事している人にはおすすめです。

塗装工事の案件一覧 | 建設業マッチング「請負市場」

塗装工事の案件一覧 | 建設業マッチング「請負市場」
請負市場は19,000社以上の企業が登録しているサイトです。請負市場ではお見積もり応募や希望価格が記載されているので、希望にあった単価の仕事を選ぶことができます。また、相手の評価や工事実績などが一目でわかる評価制度を採用しているので、相手の会社の評価がどのぐらいなのかが分かります。悪徳な元請け業者を酒、仕事を受注する会社を決める際も安心感があります。

塗装工事の工事案件 │職人・一人親方の求人、仕事探し/工事受発注マッチングサイトのCraftBank(クラフトバンク)

塗装工事の工事案件 │職人・一人親方の求人、仕事探し/工事受発注マッチングサイトのCraftBank(クラフトバンク)
CraftBank(クラフトバンク)は約2万社の企業が登録している、仕事探し・工事受注のマッチングサイトです。対応できるエリアや工種、売り上げや職人数、加入保険といった細かい情報まで蓄積されているので、条件に合った会社が見つけやすいという特徴があります。実績のあるマッチングサイトでさまざまなメディアにも取り上げられています。

下請けから元請け会社に移行するには

塗装業界では下請けとして仕事を得ることも一般的ですが、事業を拡大の為や安定した利益を得るために元請けになりたいと考える会社も多くあるでしょう。下請けから元請け会社になるためには、自社での集客を成功させ、継続的に案件を引き受けることが必要です。以下、下請けから元請けになるためのポイントを詳しく紹介します。

顧客ターゲットやエリアを決める

まずは顧客のターゲットやエリアを決めることが大切です。そのためには3C分析という手法を取り入れると良いでしょう。3C分析とは顧客:Customer、競合:Competitor、自社:Companyの頭文字を取って作られたツールのことです。顧客、競合、自社といったこの三つの要素は、集客をする上で欠かせません。顧客はどのようなサービスを求めているのか、競合はどのような強みを持っているのか、自社はどのような価値を与える業者なのか、どうやって競合と差別化するのかといったことを決めていきましょう。その上でターゲットとなるエリアや顧客層を決めることが大事です。

自社での集客を実施する

元請け会社になるためには、自社での集客が必要不可欠です。集客を成功させるためには、ホームページを作成することやチラシポスティングを実施すること、広告を運用するといった方法があります。それぞれの集客方法を効率的に行い、より多くの依頼を獲得しましょう。

ホームページを制作する

今や多くの顧客がサービスを依頼する会社の情報をインターネットで収集し、比較しています。そのためにホームページを持っていることはとても重要です。ホームページには基本的な会社情報だけでなく、社員の声や施工事例、サービスの詳細など自社の強みをアピールできるような内容をたくさん盛り込みましょう。お問い合わせフォームも設置し、お客様の閲覧動線を考えたホームページを設計することが大事です。

チラシ・ポスティングをする

チラシのポスティングや新聞の折り込みチラシといった方法を使った集客の方法も有効です。これらの方法は、エリアを絞ることができるので、地域密着型の塗装屋さんには特に効果的と考えられます。営業や集客にかける予算を組み、こういった手法もつかって広告をうちましょう。

Web広告の運用をする

インターネット上の広告を運用することもおすすめです。特にリスティング広告を活用すれば、特定のキーワードを検索したユーザーに対して、自社の広告を検索の上位に表示させることができます。多くの顧客に自社をアピールすることができ、認知度を広められるだけでなく、自社のホームページに誘導することで、お問い合わせ数の増加が見込めます。

自社の商品の強みを考える

元請けとして継続して安定的に仕事を獲得していくためには競合と差別化できるようなサービス力の強化も不可欠となります。競合にはないような強みを持ち、価格競争に巻き込まれないような体制を整えましょう。特にインターネットで多くの競合と比較されやすい今の時代では突出したコンセプトや強みを持っていることが重要となります。塗装業においては工事の品質やデザイン力、アフターサービスといった点でサービス力を磨くと良いでしょう。また自社の商業エリアで自社しか取り扱っていない工事や技術などがあれば商品力を伸ばすことができます。

いい元請け会社を探して塗装業の売上を上げよう

いかがだったでしょうか。下請け会社は元請会社から一定の仕事を供給してもらえるというメリットがありますが、悪質な元請け会社から受注する場合は適切な報酬が支払われないといったトラブルに巻き込まれることもあります。そのようなトラブルを避け、自社の利益を上げていくためには良い元請け会社を探す必要があります。今の時代は下請け会社と元請け会社のマッチングサイトもあるので、そういったものも活用し塗装業の売り上げを上げていきましょう!