「防水工事で独立したいけど不安」「防水工事はどのくらい稼げるのか気になる」という人や「いま防水工をしているけど年収アップの方法が分からない」なんて人はいませんか?防水工事は建築業においてなくてはならない仕事です。そんな防水工事の給料や独立した場合どのくらい変わるのかを調べてみました!また儲かる防水工の特徴から稼ぐ秘訣まで徹底的に解説していきます。ぜひ最後まで読んでいただき年収アップの参考にしてみてください。
防水工事は儲かるのか?
そもそも「防水工事って儲かるの?」と気になりますよね。今回は防水工事の仕事に興味がある方、防水工事の実態を知りたい方にも分かりやすくお伝えします。同じ防水工事でも独立している人とそうでない人ではどのくらい差があるのでしょうか。まずは防水工事の平均給料と独立した場合の給料を見ていきましょう。
防水工事の会社員の給料
では気になる防水工事の平均年収はいくらなのでしょうか。賃金構造基本統計調査によると平均年収は433万円となっています。これは全国平均年収の436万円と比べてやや少ないものでした。しかし年齢や階級によって防水工事の年収は大きく異なります。たとえば課長の平均年収は703万円、部長になると平均で848万円となっていました。年齢と共に経験を積み、スキルを磨くことが年収アップに繋がりそうです。
防水工事の独立した場合の給料
もし防水工事が独立した場合、450万円〜650万円あたりが平均的な年収と言われています。意外にも防水工事の独立した場合の給料は人によって差があるようです。平成28年に中小企業庁が公開した資料によると、建築技術者、土木・測量技術者部門の「フリーランスとして得ている現在の年収」は100万円未満が14.5%、800万円以上1000万円未満が3.6%となっています。一番多い割合は100万円以上300万円未満で43.6%でした。なぜここまで年収に差が出るのでしょうか。これは「独立後に儲かる防水工の特徴」で解説します。
大きく儲けるには独立することも選択肢に入れよう
まず防水工事で大きく儲けたい人は独立も選択肢に入れてみてください。仕事をするなら当然利益を追求しますよね。防水工事はただ働くだけでは高い利益率を得るのは難しいです。しかし独立して下請けばかりではなく元請けの仕事も増やした場合はどうでしょうか。以前よりも単価の交渉もしやすくなり、大きな利益を得やすくなるはずです。もし防水工事で大きく儲けようとしているなら独立を視野に入れてみてください。
独立後に儲かる防水工の特徴
では独立した後に儲かる防水工にはどんな特徴があるのでしょうか。防水工事も会社員と同様に職種や資格、スキルによって年収が変わっていきます。しかし会社員とは異なる強みもあります。独立後は働き方が自由な分、仕事を工夫することで年収アップを狙えるチャンスです。具体的に儲かる防水工の特徴を一つずつ見ていきましょう。
元請けの仕事が多い
一つ目は「元請けの仕事が多い」です。一般的に元請けで直接依頼を引き受ける際は他者を介さない分、利益は増えますよね。また元請けの仕事が多い場合、自社の仕事と外注する仕事を管理しやすくなるので仕事量が安定していきます。安定した収入源に加え、営業活動にも力を入れれば更なる利益を獲得できるでしょう。
技術力が高く顧客に信頼されている
二つ目は「技術力が高く顧客に信頼されている」です。もし顧客から信頼を得たい場合、あなたならどうしますか?まず考えられるのは資格の取得ですよね。資格を得ることで知識が身につきますし、仕事の依頼も増える可能性があります。また有資格者でないとできなかった仕事も扱えるようになり、需要が高ければ担当する業務も増えていくでしょう。儲かる防水工は高い技術力で顧客からも信頼されています。
資材を大事に扱いきちんと節約している
三つ目は「資材を大事に扱いきちんと節約している」です。これは当然だと思うかもしれませんが意外と重要なポイントです。どんなに売上が増えても支出が増えれば収入は減りますよね。つまり経費や税金をいかに抑えるかが重要になります。日々使う備品や消耗品を見直すと意外なところにムダがあるかもしれません。購入時に費用を意識するのはもちろん、本当に必要なものかを見極めて上手に節約していきましょう。
人脈を大切にしている
三つ目は「人脈を大切にしている」です。防水工事は人との繋がりが仕事を生むことも多いですよね。普段から元請会社との関係を大切にしていれば、案件を依頼される可能性も高くなります。また自分から元請会社に働きかけたり、独立した防水工同士で助け合ったりする機会もあると思います。こうした日頃の積み重ねで人脈が築かれるので、長期的な仕事を獲得するためにも人脈を大切にしていきましょう。
元請けの仕事を増やす方法
では元請けの仕事を増やすには具体的にどんな方法があるでしょうか。第一に元請けの仕事を獲得するには自分から働きかける力が重要です。これから紹介する方法はどれも実践しやすいものばかりですので、集客や営業の参考にしてみてください。
営業をして仕事を獲得する
下請仕事を受注するのも大切ですが、自ら元請になって利益を伸ばす努力も必要です。下請けになると不当な値引き要求や理不尽な価格で施工せざるをえない場合もあります。そういった要求を飲み込めば、今度は自社の経営が危うくなってしまうでしょう。なるべくそういったケースを避けるためにも、自社独自の案件を増やすことが重要です。まずは積極的に営業活動をして、仕事を獲得していく必要があります。
ポスティング営業
まず思いつくのは「ポスティング営業」ではないでしょうか。自社のチラシをポストに投函して配布する方法です。たとえば防水工事のメンテナンスをチラシで知らせれば問い合わせを促すことができます。またポスティングは投函と新聞折込の二つの方法があり、この違いを理解して効果的に使い分けると良いでしょう。
テレアポ営業
また「テレアポ」営業も効果的です。ポスティングだと一件一件周らなければなりませんが、テレアポは電話一本で営業ができます。トークマニュアルを作成していれば、より多くの方にアプローチしやすくなるでしょう。しかし簡単な分、契約まで至りにくい面もあります。場合によってはクレームに繋がるので、顧客情報をピックアップしたりトークの仕方を研究したりといった準備も重要です。
集客体制を整備する
儲かる防水工になるには集客体制を整備しましょう。上記に挙げたポスティングやテレアポも重要ですが、より集客に強い仕組みを作っていきます。集客において大切なのはまずは知ってもらうことです。そもそも顧客の目に入らなければビジネスチャンスは生まれません。ここでは集客の仕組みづくりを三点紹介します。
ホームページの制作
元請けの仕事を増やしたいなら「ホームページの制作」に力を入れましょう。普段の生活で何か困ったことがあればネットで検索していませんか?同様に防水工事を依頼したい人もネット検索している可能性が高いです。もしあなたのホームページにたどり着けば、注文が入るかもしれません。自社の名前を広める効果もあるので上手くいけば集客に期待できます。しかしホームページを見てもらうには、検索ページの上位に表示させないと意味がありません。この上位に表示させることをSEOといい専門知識が必要です。業者に依頼する場合コストはかかりますが、より多くの顧客にアプローチできる利点があります。
Googleビジネスプロフィールの運用
次に紹介したいのは「Googleビジネスプロフィールの運用」です。これを上手く利用すると地域顧客の集客に繋がります。Googleビジネスプロフィールを管理すると、Googleマップで検索したときに会社の情報を正しく得られる仕組みです。たとえば会社のホームページや連絡先、営業時間などを公開すれば、顧客が問い合わせやすくなります。とくに防水工事は近いエリアで探すことが多いので、地域顧客の集客には高い効果があるでしょう。
※他サイト参考:「儲かる塗装屋さんのホームページづくり MEO対策」「Googleビジネスプロフィールヘルプ」
SNSでの情報発信
最近では「SNSを取り入れて情報発信」をしている会社も多くあります。集客に成功している会社を見ると投稿数が多く、写真からも会社のイメージが伝わりやすくなっています。たとえばInstagramでフォロワーを集めている会社を見ると、アイコンに会社のロゴを使用していて覚えやすいようになっていました。また機能として動画投稿や配信、イベントの告知にも使えるので幅広い活用方法があります。もし集客の方法に悩んでいるなら2023年はSNS発信が効果的です。
元請けの仕事を増やす際の注意点
元請けの仕事を増やす際に一つ注意点があります。それは下請けと元請けの割合です。仕事がないうちから「元請けだけ」と決めるのは危険ですよね。なので下請けの仕事をしつつ、元請けの仕事の割合を増やしていくのがおすすめです。同時に無駄な経費はないか見直したり、人材育成に力を入れたり改善する努力も進めましょう。元請けだけで十分な仕事がある状態になればスムーズに転身できます。
防水工事はやり方次第で十分儲かる!
いかがだったでしょうか。今回は「防水工事は儲かるの?」を解説しました。実際の防水工の給料を見ても、働き方次第で十分儲かる仕事だと分かりますよね。建築業では欠かせない仕事の一つなので今後も大いに需要が見込まれます。儲かる防水工事の働き方は下請けだけでなく元請け仕事を増やすことを心がけていました。また自ら集客や営業にも力を入れていて、最近ではSNSを上手く活用した例もあります。年収アップを狙いたい人も防水工事に興味がある人も、この記事で新しい発見があれば嬉しいです。集客の方法も年々変わっていくので新しいアプローチとしてぜひ参考にしてみてください。