外壁塗装業界では多くの顧客がインターネットを使って情報収集を行っており、ネット上からのお問い合わせも多く発生しています。そのため、ネット集客を行うことは必須となっています。ネット集客の手段の一つとして「リスティング広告」という言葉を聞いたことのある人もいるかもれません。リスティング広告とは、検索エンジンの結果に、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことです。
今回は
「インターネットを使った集客を行いたい」
「もっと効果的にネット上の広告を運用したい」
「リスティング広告に興味がある」
このような疑問やお悩みをお持ちの外壁塗装業界の方向けに効果的なリスティング広告運用方法について詳しく解説します！
リスティング広告とは
リスティング広告とは、冒頭でも述べたように検索エンジンの結果に、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告のことを指します。広告にかかる費用はクリック数に応じて発生する仕組みになっています。リスティング広告を利用すればインターネットでサービスを探している顧客の目に留まり、広告を出しているWebサイトに誘導することができます。そのため早く効果を出しやすい広告といえます。また、リスティング広告に使える予算が多ければ、その分検索結果の上位など目立つところに表示することが可能です。上位表示されればアクセス数の増加も期待できます。ただし、同じキーワードで競合が多い場合はその分費用がかかってしまう場合もあります。そのため、効果がでるまで広告費用がどのくらいかかるか予測しにくいというデメリットもあります。
外壁塗装のリスティング広告運用のメリット
ウェブ広告にはさまざまな種類がありますが、今回はリスティング広告の運用するメリットを紹介します。
リスティング広告を運用するメリットは、
- 少額から始められる
- 顕在層へ効率よく宣伝できる
- エリアや年齢を細かく指定できる
の3つが挙げられます。以下、一つずつ詳しく解説します。
少額から始められる
リスティング広告は上限費用を設定することで、数千円という少額からはじめるこができます。そのため広告費用にはあまり予算をかけたくないという外壁塗装会社にもオススメです。テレビCＭのような大規模な広告は数百万円以上もかかる場合がありますが、リスティング広告は少額から小規模で手軽に始めることができます。さらに少額の予算でも高い集客効果が見込めるため、費用対効果も高い広告と言えます。
顕在層へ効率よく宣伝できる
リスティング広告は外壁塗装することを検討しており、施工業者を探している状態の顕在顧客に効率よくアプローチできます。リスティング広告はエリアと外壁塗装といったキーワードを指定して広告を出すことができるため、このようなターゲティングが可能になります。指定するキーワードは、地域名と外壁塗装、屋根塗装、雨漏りといったキーワードがおすすめです。
エリアや年齢を細かく指定できる
Googleリスティング広告は市区町村単位で配信エリアを設定することができるので、エリアを絞った集客が可能です。また、キーワードにおいて地域名×工事内容で設定することで、獲得したいエリアのユーザーを狙って集客することもできます。
外壁塗装業界では、地元の会社に施工を頼みたいというニーズは非常に多いので、エリアを絞った集客ができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
外壁塗装のリスティング広告運用のデメリット
上記で述べたように、外壁塗装におけるリスティング広告の運用メリットにはさまざまなものがありますが、デメリットもあります。リスティング広告はデメリットも把握した上で運用することが大切です。以下、外壁塗装におけるリスティング広告運用のデメリットを3つ紹介します。
コストがかかり続ける
リスティング広告は運用し続けている限り、コストがかかり続けるというデメリットがあります。また、リスティング広告は短期的な集客方法となるため、リスティング広告を運用するのと同時にSEO対策に注力することも非常に大切です。SEO対策とは検索エンジンの最適化を行うことで検索ページの上位にサイトを表示させることです。SEO対策を行い、上位表示ができるようになれば、リスティング広告に費用をかけなくてもネット集客がうまくいくようになるでしょう。
日々のメンテナンスが必要
リスティング広告を運用する上では、メンテナンスも非常に重要になります。
例えば狙ったターゲットに配信されるよう除外キーワードの設定を行なったり、広告文章は最適かといったことを気にかける必要があります。このようなデータをこまめに解析し、改善し続けることでより成果が出せるようになりす。
潜在層への宣伝は難しい
リスティング広告では、検索でキーワードを入れる人しか狙えないため、外壁塗装を検討していない潜在層の顧客へのアプローチは難しくなります。潜在層にまでアプローチしたい場合はディスプレイ広告なども併用することで、会社やサービスについて知らない人にまでリーチできるようになります。
リスティング広告運用を始める前に
リスティング広告の運用を始める、集客にまでつなげるためには、事前準備が重要です。運用を始める前にはターゲットを明確に、ランニングページを作り込んでおきましょう。以下それぞれについて詳しく説明します。
顧客ターゲットを明確にする
リスティング広告でより良い効果を出すにはターゲットを明確にするようにしましょう。具体的には、地域の設定や年齢の設定を行いましょう。
外壁塗装に施工を依頼するお客さんは、地元の方が多くなります。自社の営業エリアを確認し、リスティング広告の地域を設定しましょう。
また、お客さんは一軒家やマンション、アパートを保有している層になるのでそれを考慮した年代の設定も必要です。狙う年齢は30代以上を設定しておくといいでしょう。
LP（ランディングページ）を作り込んでおく
リスティング広告では、クリック先となる、ランディングページの作り込みも非常に重要になります。広告運用がうまくいっていたとしても、ランディングページがうまくできていなければ集客にはつながりません。視覚的にユーザーをひきつけ、視線誘導を意識した成約率が高くなるランディングページを事前に作り集客を成功させましょう。
外壁塗装のリスティング広告運用のポイント
最後に、外壁塗装業界におけるリスティング広告運用のポイントを紹介します。リスティング広告を運用する際には
- 顕在層へのアプローチを意識したキーワード選定
- ターゲット層のエリア絞り込み
これらの事が重要になります。以下それぞれについて詳しく解説します。
顕在層へのアプローチを意識したキーワード選定
リスティング広告は既に外壁塗装を検討している顕在層へのアプローチが強い広告です。顕在層へアプローチするには、エリアと会社名のキーワードが重要になります。
「エリア」×「工事内容」のキーワード
外壁塗装を検討しているユーザーは、エリアと工事内容で検索する可能性が高いです。地域名と外壁塗装、屋根塗装、葺き替え工事といったキーワードを狙うようにしましょう。
「会社名」
リスティング広告では、会社名も重要なキーワードになります。地元のユーザーであれば、既に地元にある外壁塗装会社の会社名を知っていることも多いでしょう。会社名も忘れずにキーワードに設定しておきましょう。
ターゲット層のエリア絞り込み
上記でも述べたように、外壁塗装会社がリスティング広告を運用する際は、エリアの設定が非常に重要になります。広告の出稿エリアはあまり広げすぎず、営業エリアにとどめて広告を配信しましょう。アドワーズの場合は半径で設定できるようになっています。その場合、エリアの設定は概ね会社の位置から半径30km程度にとどめるようにしましょう。
集客が見込めないキーワードを除外設定をする
リスティング広告の運用を開始した後は、除外キーワードの設定も重要になります。除外キーワードの設定は外壁塗装を検討していないユーザーや、問い合わせが来たとしてもあまり利益に繋がらないユーザーにまで広告を配信しないために行います。
外壁塗装の場合は、車の塗装、他社の名前などを除外キーワードに設定するといいでしょう。こうすることで、リスティング広告の費用対効果をさらに上げることができます。
その他のWeb広告の種類
Webを使った広告はリスティング広告以外にもいくつかあります。以下、大きくディスプレイ広告とSNS広告の2種類のWeb広告について説明します。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とはサイトやアプリ上にある広告枠に表示される広告のことを指します。あるサイトやアプリなどでそこに記載されている内容とは異なる画像や動画を載せている広告を見たことがある人も多いでしょう。このような広告はまだ会社やサービスについて知らない潜在顧客にまで情報を届けることができます。動画や写真を使い、パッと目を引くような視覚に訴えるような内容にすることでアクセス数を増やすことが可能です。広告費用はリスティング広告と同様クリック数などに応じてかかるようになっています。
SNS広告
SNS広告とは、SNS上に表示する広告のことを指します。SNS広告にはFacebook広告、Instagram広告、Twitter広告、LINE広告などがあります。それぞれの媒体に広告を載せて表示させる方法です。最近はSNSを見てから購入を検討するという顧客も多くいます。SNSはサービスの下調べをするツールとしても使われています。そのため、SNSによる影響力はとても大きなものになります。
SNS広告では細かなターゲットの設定が可能です。またSNS広告を使うと無関心層から顧客層まで幅広い人々へのアプローチも可能になります。こうしたことから今後SNS広告はより広がっていくのではないかと予想されています。
リスティング広告は見込み客へのアプローチができる広告施策
いかがだったでしょうか。今回は外壁塗装におけるリスティング広告運用の方法と集客のポイントを解説しました。リスティング広告は見込み客へのアプローチができる広告施策です。
リスティング広告は少額で効率良く集客効果を見込めるといったメリットがありますが、一方で、コストがかかる、メンテナンスが必要といったデメリットもあります。またリスティング広告の運用を始める前にはターゲットを明確にし、ランディングページを作り込んでおくことも重要です。これらのポイントをふまえ、リスティング広告の運用を成功させ集客の効果をあげましょう。
