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2023年最新|今後塗装工の仕事はなくなる?将来性について徹底解説!

「今後、塗装工の需要はあるの?」「塗装工の仕事を続けていくにはどうしたらいい?」「塗装業界はどう変化していくのか」と気になっている人はいませんか。今回は塗装工の実態から今後の可能性まで詳しく調べてみました!いま現在、塗装工の方はもちろん塗装工を目指している方にもぜひ読んでいただきたいです。将来性なども含めて参考にしてみてください。

塗装工の仕事の将来性は?

実は建築業全体を見ると職人の数は減少しています。また新築物件の件数も少子高齢化の影響で減ってきている印象です。これだけ聞くと「塗装工は大丈夫なの?」と心配になる方もいるかもしれません。しかし塗装工の需要はまだまだあります。ここでは塗装工に需要が見込まれる理由を三つ紹介します。

リフォーム需要は今後も高い

第一に「リフォームの需要が高い」からです。人が家に住む限り、長く住めば住むほどリフォームの需要が高くなります。屋根や外壁の一部だけする人もいれば、大幅なリフォーム、リノベーションをする人も多いです。また一軒家に限らずマンションも修繕、改造する人やあえて中古物件を購入する人もいます。必ずしも新築物件にこだわらなくなったことでリフォームの需要が高くなり、今後も大いに見込まれるでしょう。

下請けよりも元請けの方が稼ぎやすい

次に「元請けになれる塗装工は稼ぎやすい」からです。同じ塗装工でも下請けばかり引き受けている会社と元請けで仕事が取れる会社では売上が大きく変わります。下請けだと仕事の割に利益が少なく、契約条件や費用においても不利な立場になりがちです。もし塗装工として生き残りたいなら下請けばかりではなく、元請けの仕事を取れるようにしましょう。ただ仕事を得るには集客や営業にも力を入れなければなりません。

インターネット集客は益々増えていく

次に「インターネット集客がさらに増加する」と予想されているからです。現在集客にはチラシなどの紙媒体やインターネットを経由する方法がありますよね。一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の調査によると、2018年〜2020年にかけてインターネットを利用した集客が増えていることが明らかになりました。今後リフォームの発注者になるであろう人たちはデジタルに慣れているので、ますますインターネットを経由した集客方法が注目されます。今後上手く活用できれば、効率良く集客できるでしょう。

AIロボットやドローンに代わられる可能性は?

最近は様々な業界でAIが採用されていますよね。建築業界もまた例外ではありません。外壁塗装の場合、作業効率の向上や安全性を高めるといった効果が期待できます。また機械を導入することにより、今までより少ない人数で作業ができるでしょう。

作業内容によってはAIロボットやドローンが今後より活躍していく

たとえば塗装業ではどんな場面でAIロボットが活躍するのでしょうか。塗装の仕事には「調色」と呼ばれるものがあります。顧客からオーダーされた色味を調合してよりイメージに近いものを仕上げる仕事です。この仕事は難しく、習得するには時間がかかると言われています。関西ペイントではこの調合にAIを導入しました。調合した履歴を蓄積することで、より精度が上がる仕組みです。他の企業では外壁の劣化度合いを診断するAIが導入されています。日々AIの技術は進化しており、塗装工の仕事も今後変化していく可能性があります。

塗装の細かい作業はまだまだ職人の力が必要

しかしこのようなAIを導入しているのはごく一部です。またAIロボットは仕事を奪うのではなく、作業効率を上げることを目的としています。上記に挙げた調色技術も調色回数を減らすことが目的で完全に取って代わる訳ではありません。また工場はロボットが多いですが、建築現場はまだまだ職人の力が必要です。単純作業ばかりでないのを考えると、特に現場では塗装工が作業することになります。

塗装工で生き残るためのポイント

では今後も塗装工として生き残るにはどうしたらよいでしょうか。変化していく建築業界で「このままで大丈夫だろうか」と不安な方もいるかもしれません。しかし明日から全てAIに代わるわけではないですし、AIを導入しても職人が消えることはまずないでしょう。これからの時代どんな塗装工が求められるのか、またどんなスキルが必要になるでしょうか。ここでは生き残るポイントを三つ紹介します。

塗装のトレンドを抑える

一つ目は「塗装のトレンドを押さえる」です。塗料も時代とともに変化します。色味だけでなく、どのような効果があるのかも時代ごとに変わっていくでしょう。たとえばコロナ禍では抗菌や抗ウィルス仕様のものがより注目されました。その時々でどんな需要があるのかアンテナを張っておくと、トレンドも追いやすくなるはずです。そうすれば顧客が求めるものを提案・提供できるでしょう。

下請けから元請けに移行する

二つ目は「下請けから元請けに移行する」です。やはり下請けばかり引き受けているとなかなか稼げるようにはなりません。特に利益率の低いものは仕事量に比べて収入が少なく苦労することになるでしょう。また利益率に関わらず下請け仕事はどうしても名前を売りにくいですし、仕事の成果が反映されにくいです。こうした厳しい状況も知った上で、元請けの仕事を自ら増やしていく努力が必要です。

集客の仕組みを構築する

では元請けの仕事を増やす方法とは何でしょうか。自分で仕事を獲得していくにはまず知名度を上げることから始めましょう。下請けの場合、顔が見えづらく最終的な顧客まで知ってもらう機会はほぼありません。そこで集客の仕組みをつくると、より多くの方にアプローチをかけられます。ここでは集客の方法を四つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ホームページを制作する

一つ目は「ホームページの制作」です。ホームページ制作は今や集客には欠かせない方法になりました。情報が一目で分かりやすいだけでなく、検索上位に表示されれば広告費をかけずに集客が可能です。しかし無理に初期費用を抑えようとして無料サイトで制作しただけだと、検索上位にはあがりません。せっかくホームページを作っても誰にも見られないなんてことも多々あります。集客に力を入れる場合はある程度費用がかかると思った方が良さそうです。

Googleビジネスプロフィールの運用をする

二つ目は「Googleビジネスプロフィールの運用」です。Googleビジネスプロフィールに連絡先や営業時間などの情報を充実させておけば、顧客の目に留まりやすくなるからです。マップ検索はキーワードや位置情報との関連性で表示しやすさが変わります。この特性を理解しておくと地元の顧客を集客しやすくなるでしょう。近所の塗装屋を探しているときは顧客から一番近いものが表示されるので、地元顧客から見られる確率が上がります。こちらもぜひ集客に活用してみてください。

広告運用をする

三つ目は「広告運用」です。運用型広告は日常生活でよく見かけると思います。リスティング広告という言葉を聞いたことはありますか?リスティング広告は検索のキーワードに合わせて広告が表示される仕組みです。たとえば「塗装 修理したい」のようなワードで検索した人に塗装修理の広告が表示されます。需要に合わせた広告をピンポイントで出すことができるので、効率良く集客できるでしょう。

SNSで仕事の内容を発信する

四つ目は「SNSで仕事の内容を発信」です。現在SNSをビジネスに利用している会社は少なくありません。SNSはFacebook、Instagram、Twitter、LINEあたりが有名ですよね。なかでもFacebookで発信している会社は多いのではないでしょうか。Facebookが広告に優れている点はユーザーを細かく設定できる点です。たとえば年齢や性別、居住地などを分類して広告を出すことができます。あらかじめユーザーを絞れるので、集客により高い効果が期待できそうです。

地道に営業活動を行う

集客をする上で大切なのは地道な営業活動を続けることです。何も知られていない状態で営業をするのですから、まず名前を知ってもらえるよう発信しなければなりません。その後に会社や実績にも興味を持ってもらい、少しずつ信頼を得るように努力しましょう。営業活動も一回きりではなく、継続することで名前が知られるようになるはずです。

実績を積み重ね信頼される塗装工になる

こうした努力を続けていれば自然と案件も増えていくでしょう。案件が増えても一件一件を丁寧に行い、お客様の要望に応えることが大切です。日々の努力によって実績が上がり、信頼される塗装工になっていくと思います。

人脈を大切にする

また人脈も大切にしなければなりません。建築業界では会社員や独立した場合であっても人脈は重要です。たとえば知人から仕事を紹介してもらったり、同じ塗装工でも助け合ったりする機会もあるかもしれません。特定の人だけではなく取引先や顧客との出会いも一期一会だと思って、人脈を築いていきましょう。

塗装工の需要は今後もある!実績や信頼を積み重ね塗装工として生き残ろう!

いかがだったでしょうか。今回は塗装工の実態や将来性などを徹底的に解説しました。時代の変化から塗装工のあり方も変わってきています。しかし塗装工の繊細な技術は今なお求められており、今後も塗装工の需要は大いにあるでしょう。今すぐAIロボットやドローンに取って代わることはありませんが、塗装工として生き残るには実績や信頼が何よりも重要です。そのためには仕事を獲得する努力も必要になるでしょう。時代ごとのニーズを理解すれば、いつの時代でも求められる塗装工になるはずです。