外壁塗装会社を経営している方のなかで、「より多くの人に自社のことを知ってもらいたい」、「料金・サービスについてわかりやすく伝えたい」、「顧客に安心感や信頼感を与えたい」と考え、ホームページの開設を検討している方もいらっしゃるでしょう。またすでにホームページをもっている方のなかには
「ホームページを開設したはいいもののお問合せが全然来ない」
と悩んでいる方もいるでしょう。
お問い合わせが多く来るホームページは、集客の効果を高めるために、狙いたいターゲット層やコンセプト、導線設計がしっかり考えられています。
今回は、
「ホームページを制作したいけど、どうしたらいいのか分からない」
「ホームページの集客効果をあまり感じられない」
といったことでお悩みの業者の方向けに塗装の依頼を増やすホームページ制作のポイントを徹底敵に解説していきます。
塗装屋がホームページを制作するメリット
今までホームページをもってこなかった外壁塗装会社の方や、ホームページはもっているもののお問合せがなかなか来ない方のなかには、ホームページの必要性に疑問をもつ方もいるかもしれません。ホームページを開設し、運営していくためにはコストもかかるため、このような費用対効果を考慮することは重要です。そこで今回は塗装屋がホームページを制作するメリットを以下大きく3つ紹介します。
顧客が安心でき依頼につながる
現在、多くの顧客がインターネットで検索し、情報を収集しています。したがってホームページを開設し、インターネット上で会社やサービスの情報を載せることで、ホームページをもっていない場合と比較して圧倒的に顧客からの安心感があがります。逆にホームページをもっていない場合は、怪しい会社なのではないかと認識されてしまうこともあります。自社が優れたサービスを提供していたとしてもホームページがないと機会損失につながる為、お問合せ数を増やしたい場合はホームページをもつことが望ましいでしょう。
自社の強みや施工事例などを自由に掲載できる
ホームページの場合、文章だけでなく、画像や動画を用いて施工事例や料金といった情報を細かく伝えることができます。施工現場の動画や会社の雰囲気が伝わるような画像を掲載すればお客様からの安心感も上がることでしょう。外壁塗装の場合は足場の設置から洗浄・下処理、下塗り、中塗り、上塗り、足場の解体までといった細かい工程を動画や写真で掲載することもおすすめです。
直請けの仕事の獲得につながる
外壁塗装も含む建設業界では、元請け企業が施工業務を下請け企業に依頼するといった、ピラミッド構造で成り立っているケースが多くあります。そのため元請企業になるハウスメーカーやリフォーム会社に依頼する場合は、実際に工事を担当する下請け企業からマージンを受け取る仕組みになっているため、見積価格が高くなる傾向があります。このようなことから、なるべく施工費用を抑えるために塗装会社に直接依頼したいと考える顧客が多くいます。
現在多くの顧客層がインターネットを使って、会社の口コミや施工事例、価格と言った情報を収集し比較しています。このような状況のなか、外壁塗装会社にとって自社のサービスや特徴、価格を分かりやすく表記しているホームページをもっていることは非常に重要になります。またすでに多くの外壁塗装会社がホームページを運営しているため、単にホームページを開設しただけでは不十分で、情報を更新する、キャンペーンを打ち出すといった継続的なサイトの運営が必須になります。
ホームページ制作の前の準備
ホームページを制作することを決めたら、一般的にホームページの専門の制作会社に依頼します。しかし、ホームページの制作を開始する前にも準備が必要です。ホームページを何の為に作るのか、どんな顧客を狙うのかといったことを決めないと期待する効果が得られない可能性もあるからです。以下、ホームページを制作する前に重要となる準備を詳しく説明します。
ホームページ制作の目的を決める
よくありがちな失敗に、ホームページを作ること自体が目的化してしまっていることがあります。しかし、重要なのは、そのホームページを訪れた人にどんなアクションを取って欲しいかを考えることです。ホームページには会社のことを知ってもらう、サービスを購入してもらうといった様々な目的が考えられます。外壁塗装の場合は見積もりの依頼をもらうことが目的となることが多いでしょう。この目的を達成するためには、他社とどのような違いがあるのかや、自社が信頼性の高い会社であることをアピールするような情報を盛り込むことが重要になります。また、お問合せフォームも忘れずにつけるようにしましょう。
顧客ターゲットを決める
ホームページ制作の目的が決まったら次はどんな属性の人をターゲットとするのかを決めていきましょう。そのためにはまず自社の強みを分析し、どんな顧客層を集客したいのかを設定するといいでしょう。もしターゲットが定まらない場合は既存の顧客の属性を分析することも大切です。年齢や地域、利用目的などの項目を含めたアンケート調査などを実施することで具体的な顧客の傾向をつかむことができます。
自社の強み・コンセプトを明確にする
ホームページを訪れた人が一目でその会社の特徴をつかめるようなコンセプトを明確にしましょう。コンセプトを設定する際は、現状どのような特徴を持った会社なのか、将来的にどのような会社になりたいのか、顧客からはどのような会社を求められているかを文章で書き出し、整理していくといいでしょう。お客様から見て、ニーズに合った会社だと認識されれば、お問合せ数を増やすことができるでしょう。
サイトの構成(サイトマップ)を作成する
最後にサイトの構成(サイトマップ)を作成しましょう。ホームページの構成をツリー状に表したものを、サイトマップと言います。頂点がトップページとなっており、各ページがどのようにつながっているのか分かりやすいよう表したものになっています。サイトマップを作成することでホームページ全体を俯瞰して見ることができるようになります。訪れたユーザーが見やすい導線になっているか、情報の過不足はないかなどを確認していきましょう。
これは必ずホームページに掲載しよう!
顧客からの信頼感を高めるためには必ずホームページに掲載した方がいいものがいくつかあります。以下ホームページに掲載した方がいいものを6つ紹介します。
会社のロゴやキャッチコピー
会社ロゴやキャッチコピーは、通常ホームページの左上や、最下部などに配置されます。すでに会社ロゴを持っている場合はそのデータを制作会社に渡しましょう。ロゴを作ってないのであれば、ホームページをつくるこの機会にロゴを作るのもいいでしょう。ロゴはチラシや名刺など他のものにも使う機会が多くあるので一度作っておくと便利です。追加の料金を支払えばホームページ制作会社がロゴを作ってくれる場合もあります。キャッチコピーも同様にまだないのであればこの機会に考えるといいでしょう。
サービスの内容や価格
外壁塗装会社であれば、どのような塗装を得意としているのかやサービスの特徴、価格を明確に記載するようにしましょう。特に価格は顧客が重視しやすい項目でもあります。このような情報をあらかじめ明確に示しておくことで顧客からの信頼性もあがります。
他社との違い・自社にしかない強み
ホームページを制作する際には必ず自社の強みを分析し、他社と差別化できるポイントを記載するようにしましょう。上記でも述べたように多くの顧客がインターネット上で情報を収集・比較しています。そのような中で他社にはないような強みをアピールすることができればお問合せ数を増やすことができるでしょう。
社長やスタッフ(職人)の写真
社長の写真は必ず用意しましょう。社長の顔が見えることで、お客さんからの信頼性もあがります。またスタッフの写真も同時に用意できるといいでしょう。宣材用の写真がないのであれば、きちんとカメラマンに撮影してもらうといいでしょう。写真を撮影する時は笑顔で好印象を与えられるようにしましょう。会社でどのような人が働いているか分かれば安心感もアップします。
社長のメッセージ
社長のメッセージは意外にも顧客が読んでいる部分になります。社長にはどんな想いがあるのか、何を大切にして経営しているのかといった部分が分かれば、その人の良さから会社全体の信頼性が上がることもあります。
施工事例
ビフォーアフターの写真で施工事例を載せるようにしましょう。施工事例の写真はスタッフが撮影したもので問題ありませんが、同じ角度から、施工前と施工後の違いが分かりやすいように撮影した写真を使いましょう。
塗装の依頼を増やすホームページ制作の5つのポイント
ホームページを開設する目的は多くの外壁塗装会社にとって、「お問合せ数を増やすこと」になるでしょう。サイトから集客を行い、その目的を達成するためにはただホームページを開設しただけでは不十分です。なぜなら多くの競合もすでにホームページを開設しており、インターネット上には大量の情報があふれているからです。その多くの情報のなかから自社のホームページを見つけてもらい、お問合せにまでつなげるためにはデザインや集客動線にこだわり、運用していくことが大切なのです。以下、塗装の依頼を増やすホームページ制作の5つのポイントを詳しく紹介します。
①E-A-Tの要素を盛り込む
E-A-Tとは、専門(Expertise)と権威(Authoritativeness)、信頼(Trustworthiness)の頭文字をとって作られた言葉です。このE-A-Tが高いサイトを作ることができればSEOの効果も向上させることができます。専門性は一つの分野に特化したサイトをつくることで高めることができます。権威性は「誰が発信している情報か」ということが重要になります。そのため、外壁塗装で成果をあげている企業ほど権威性が高めやすいと考えられます。信頼性を高めるにはサイト上の内容が事実であることやユーザーにとって分かりやすく価値のある情報であることが重要になります。このようにE-A-Tの要素を盛り込むことを意識してSEO効果を高めましょう。
②スマホに対応させる
スマホの普及率は非常に高く、サイトもパソコンよりもスマートフォンで見る人の方が多い時代になっています。しかしスマホはパソコンとは異なり、画面が縦長で小さくなってしまいます。そのため、ホームページを制作する際も、スマホからアクセスしても見やすいよう設計する必要があります。このようにモバイルフレンドリーなサイトにすることで閲覧者の離脱を防ぐだけでなく、SEO効果を高めることもできます。
③サイトの読み込みスピードを早くする
サイトの読み込みスピードを早くすることもホームページ制作の際には重要になります。サイトを訪れて読み込みが遅くイライラした経験はないでしょうか。サイトの読み込み速度はユーザーが快適にサイトを見るために非常に重要になります。読み込みスピードを早めるためには、動画の使用に注意したり、アップする画像の容量を小さくするという対策が有効です。
④問い合わせにつながる導線を設計する
ホームページを制作する際にはサイトに訪れた人が自然にお問合せを行うよう誘導する動線の設計が重要です。お問い合わせ数を増やすために、お問い合わせボタンの配置を工夫したり見やすいコンテンツにすることが大切です。
⑤制作後に運用・改善を行う
ホームページの制作が終わり、無事開設されたらその後は効果を検証し、継続的にサイトを修正・改善していく必要があります。そのためにはSEO対策も効果的です。SEO対策を行うことで検索エンジンで検索した時に上位に表示されるようになり、集客の効果もあがります。またどのようなユーザーがどれくらい訪れているのかなど、ホームページのアクセス解析もしっかり行いましょう。
<h2制作後にコンテンツSEO対策をして流入・問い合わせを増やそう
ホームページが制作できたら、コンテンツSEO対策を行い、継続的に問い合わせ数が発生するように工夫しましょう。以下、コンテンツSEO対策とは何かについてと、SEO対策の方法について詳しく紹介していきます。
コンテンツSEO対策とは
コンテンツSEO対策とは、ユーザーにとって良質なコンテンツを継続的に発信していくことで検索エンジンからの評価を高める対策です。コンテンツSEO対策を行うことで検索結果での上位表示を狙うことができるようになります。
SEO対策の方法
次にコンテンツSEO対策の方法について具体的に詳しく紹介していきます。
①競合ページの調査をする
まず初めにに競合ページの調査をしましょう。SEO効果を高めるには競合企業がどのようなサイトを作っているのか分析し差別化を図ることが重要となります。競合ページの調査をする場合はどんな内容が書かれているのか、写真や図はどのように活用しているのか、titleタグやmetadescriptionタグはどのように設定しているのかといったことを確認しましょう。また質が高いと感じたライバルサイトはしっかりと読みこみ、参考にするといいでしょう。
②キーワードの選定をする
次にSEO対策したいキーワードを選びます。キーワードを選ぶ際には、専用ツールを使ってそのキーワードが実際にどれぐらい検索されているのかも確認するようにしましょう。そしてそれらのキーワードで検索するユーザーの思考を分析し、そのユーザーの要望や悩み疑問に対する答えとなるようなコンテンツを制作につなげましょう
③コンテンツを制作する
キーワードが決まったらいよいよコンテンツを制作していきます。コンテンツを制作する時は、WordやGoogleドキュメントなどを使って下書きをし、何度も推敲を行いましょう。コンテンツは、ユーザーにとって有益な情報であり、文字数が多いほど検索エンジンからの評価も高くなる傾向があります。常に良質なコンテンツを制作できるよう心がけていきましょう。
ホームページ制作をして塗装の依頼数を増やそう!
外壁塗装会社にとって、集客やお問合せ数を増やすためにホームページをもつことは必須です。また、ホームページを制作する際にはその目的やターゲットを明確にし、動線設計まで考えることが大切です。ホームページにはロゴやサービス情報のほかに施工事例や社員の顔写真などを掲載し、顧客からの信頼性があがるものになるよう心掛けましょう。また常に質の高い記事を更新し、コンテンツSEO対策を意識することも重要です。このような対策をとり、ホームページからの依頼数を増やしましょう!