「外壁塗装の集客をしたい」
「集客するためにまず何からはじめればよいかわからない」
「ポスティングをしている業者は多いけど効果はあるの?」
のようにお悩みの外壁塗装業者の方へ。
今回は、外壁塗装の集客手法のひとつであるポスティングについて解説します。反響率アップのためのご参考にしていただけますと幸いです。
外壁塗装の集客はポスティングから始めよう!
外壁塗装はポスティングに向いているとよく言われています。その理由は、エリアを指定して、狙ったターゲットのみにポスティングすることができるからです。たとえば、「戸建」限定でポスティングするなどです。
もし店舗を構えている会社であれば、ポスティングによって、地元に実店舗があることを示せるので、安心感を与えることもできます。
外壁塗装業者がポスティングを行うメリット
外壁塗装業者がポスティングを行うメリットは、以下の3つです。
- 特定の地域に対して強く訴求できる
- ネット広告が苦手な層に安心感を持ってもらえる
- ファミリー層や高齢層に直接手に取ってもらえる可能性が高い
次でそれぞれについて詳しくみていきましょう。
特定の地域に対して強く訴求できる
地元での施工に特化している外壁塗装業者の場合、集客の対象となる地域が限られてきます。このように地域密着型の企業にとっては、ポスティングによって地域を限定して情報を発信することができるのでメリットといえます。
商圏対象外の住民には配布しないので、費用対効果が高い方法といえるでしょう。
ネット広告が苦手な層に安心感を持ってもらえる
この現代において、あえて「チラシ」というアナログな方法を活用するということも重要なポイントです。ネット広告が苦手な層に安心感を持ってもらいやすく、心理的なハードルを下げることができます。過去に、粗悪な塗装工事で高額請求をする業者が急増し、大きく信頼を損なう社会問題になりました。このような背景もあり、外壁塗装業者を選ぶ際には、信頼できて安心感があることを重視されるようになってきています。
ファミリー層や高齢層に直接手に取ってもらえる可能性が高い
チラシは、郵便ポストから直接手にとっていただき、情報を伝えることのできる広告媒体です。ターゲットである戸建に住んでいる可能性が高いファミリー層や高齢層は、日中の在宅時間が比較的長いので、チラシを手にしてもらえる確率が高いです。ポスティングしたタイミングで、実際に住人とコミュニケーションを取ることができれば、よりポスティングの効果も高まるでしょう。現代はネット社会ではありますが、高齢層ではまだまだPCやスマートフォンを持っていない方も多いです。そのような方々にも情報をお届けする手段として非常に有効です。
ポスティング行う前の準備
いざポスティングを行うにあたり、事前の準備が必要になります。
準備とは主に
- 顧客ターゲットを明確にしておく
- 配布エリアを決める
- 自社の強みを考える
の3つです。
それぞれについて以下で詳しくみていきましょう。
顧客ターゲットを明確にしておく
まずは顧客ターゲットを明確にしましょう。広告は” どのような人に伝えたいのか ”、ペルソナといわれる具体的なターゲットを設定する必要があります。これが明確になっていなければ、広告の土台が定まらないため「何を伝えたいのかがよくわからないチラシ」になってしまいます。
例えば、ターゲットを【外壁の老朽化に悩む層】とします。この場合であれば「外壁の老朽化による悪影響」や「具体的な解決方法」をチラシに盛り込みます。顧客ターゲットは明確であればあるほど、広告を打ち出した時の訴求力が強くなるので、【外壁の老朽化に悩むファミリー層】などのように、年代、家族構成、属性まで詳細に考えると良いでしょう。
配布エリアを決める
次に、配布エリアを決めましょう。ポスティングの魅力は、エリアを限定して配布することができることです。外壁塗装業者が集客を行う際、基本的には自社の近隣エリアにアプローチすることが多いです。広告予算や人手、時間すべてが潤沢に揃っていれば話は別ですが、自社の近隣すべてに配布すれば莫大なコストがかかります。持ち家の戸建住宅が多いエリアを見定めて配布しましょう。そしてオフィス街や学生街などが含まれていれば、除いて配布しましょう。マンションや賃貸のアパートが多いエリアでは需要がないので無駄撒きになってしまいます。
自社の強みを考える
最後に、自社の強みを考えましょう。他社と比べて絶対的に優位に立てる強みは何かを徹底して考えることで、差別化を図ることができます。ただ「安い」ということではなく、製品(技術)・顧客サービスに対して、価格が適正であるかどうかが重要です。ご自身では「当たり前」のように思っているような些細なことであっても、実は、他社には無い強みだった…!ということもありますので、信頼のできる第三者を交えて一緒に強みを考えるという方法もおすすめです。
ポスティング業者を選ぶポイント
ポスティングを行う際には、業者を選ぶポイントも押さえておく必要があります。
ポイントは以下の2点です。
・単配をしてくれる業者を選ぶ
・配達だけでなく、チラシの制作も依頼できるか確認する
それぞれについて以下で詳しくみていきましょう。
単配をしてくれる業者を選ぶ
外壁塗装のポスティングには、「単配」がおすすめです。「単配」とは、1種類のチラシのみを配布することです。複数種類のチラシと一緒にポスティングするよりも、チラシを見てもらえる確率が上がります。
中には、配布する日時や地域などの詳細な設定を希望することができる単配業者もあります。単配により精度の高いポスティングができるので、反響率アップにも繋がりやすいでしょう。
配達だけでなく、チラシの制作も依頼できるか確認する
チラシを自社でゼロから作成するのも一つですが、チラシのデザイン・制作からポスティングまで一括で依頼することのできる業者を選ぶのもおすすめです。デザインや制作のできる業者であれば、実際にポスティングをしている経験値があるので、反響率の高いチラシを期待できるからです。はじめてチラシを作成したり、ポスティングに挑戦する外壁塗装業者の方は、特にそのような業者の力を借りると良いですよ。
外壁塗装のポスティングで反響率を上げるには?
では、外壁塗装のポスティングで反響率を上げるにはどうしたらよいでしょうか。ポイントは以下の6つあります。
- 戸建てに集中して配布する
- 会社や工事現場付近の地域に配布する
- 価格とサービスがわかりやすいチラシを作る
- 社長やスタッフの写真を載せ安心感を持ってもらう
- 地域ごとの反響率を確認し改善する
- ホームページなどお問い合わせ先も掲載する
これらについてそれぞれ詳しくみていきましょう。
①戸建てに集中して配布する
外壁塗装のチラシは、戸建ての物件に集中して配布しましょう。マンションや賃貸アパートなどの集合住宅は、一度にたくさんのチラシを配布することができますが、ニーズが合わないので反響は見込めないでしょう。賃貸物件の場合は
住人にそもそも外壁塗装の工事を依頼する権限がありませんので、見積もりや問い合わせ、工事の依頼にはつながりません。
②会社や工事現場付近の地域に配布する
会社や工事現場付近の地域を中心にチラシを配布する方法もあります。チラシを手にとってくださった方が、直接来社する可能性があるためです。また、工事現場付近に配布すると、工事の様子を実際に見てもらえる可能性が高くなります。実際の現場を見て、現場監督や職人に声をかけ、受注につながるといったケースもあります。常に見られていることを意識して丁寧な工事を行っていれば、チラシと合わせて相乗効果が期待できます。現場の整理整頓を徹底するよう周知しておきましょう。
③価格とサービスがわかりやすいチラシを作る
チラシの大前提として、価格とサービスをわかりやすく記載して作成しましょう。チラシは、手にとってもらえるのも一瞬、捨てられるのも一瞬です。しっかりと読んでもらえるチラシにするには、パッと見た時に惹きつける内容にできるかどうかにかかっています。配色や文字の大きさ、字体、キャッチフレーズを工夫してわかりやすいチラシを作成しましょう。「何を伝えたいのか」を考えるだけでなく、お客様の目線になって「何を求めているのか」を考えて内容に盛り込みましょう。
➃社長やスタッフの写真を載せ安心感を持ってもらう
大切な住居の外壁塗装工事を任せていただくので、お客様には安心感を持ってもらうことが重要です。もしご自身がお客様の立場だったら、安くはない外壁塗装工事をどんな人が担当してくれるのかと気になりますよね。最初は手元にあるチラシからしか情報を得ることができませんので、チラシを見て不安が和らぐように、社長やスタッフの写真を載せるとよいでしょう。工事の様子とあわせて記載するとより効果的です。チラシのスペースに余裕があれば、スタッフのアピールポイント等を記載するのもおすすめです。
➄地域ごとの反響率を確認し改善する
ポスティングは一度きりではなく継続することが大切です。お客様のニーズは日々変動するためです。分析・改善を行わずに「ただ配る」だけでは意味がありません。地域ごとに反響率を確認しましょう。配布時間や曜日、配布枚数、反応、属性などのデータを収集して効果測定をしましょう。地道な作業ですが、ポスティングの効果を高めるためには非常に重要です。
➅ホームページなどお問い合わせ先も掲載する
チラシにはホームページなどへのお問合せ先を記載しましょう。QRコードを掲載しておけば、スマートフォンから手軽にアクセスできるのでおすすめです。
ホームページに誘導して詳しい情報を伝え、見積もり依頼やお問合せにつなげます。Q&Aやお問合せ入力フォーム、電話やチャット機能による相談窓口もしっかりと整備しておきましょう。
ポスティングを効果的に行い外壁塗装の売上を上げよう!
いかがでしたか?今回は、外壁塗装のひとつの集客手段であるポスティングについて解説いたしました。ポスティングのメリットやデメリットを参考にしていただき、反響率向上のためにお役立ていただけますと幸いです。