「成功している外壁塗装業者は何をやっているんだろう」
「看板を出して外壁塗装の集客をしたいけど、上手くいくのだろうか」
「どのような看板を出せば、集客につながるのだろう」
こんなお悩みを抱えている方や、新しい集客方法を考えているけれどなかなか踏み出せずにお悩みの方へ。
今回は、看板が外壁塗装の集客に使えるのかどうか、メリットとデメリットを踏まえて徹底解説いたします。
看板とは?
まず、看板とはオフラインの屋外広告の一つです。普段何気なく見ている景色の中には、実はいくつもの看板が掲げられています。駅や街中、ビルの屋上など、特に意識せずとも目に入ってきますよね。看板があれば、地域を行き交う不特定多数の方々に繰り返し見てもらうことができ、潜在的に刷り込みを行うことができます。訴求力が高いので、効率的に認知度を向上させることもできます。
看板を広告として打ち出す場合、初期費用などのコストはかかりますが、広告枠の支払いのみで掲載を延長できる場合が多いです。
看板を独自で作成する場合も一度作ってしまえば長く使えるので、初期投資さえすれば広告効果を持続できる点も魅力です。
意外とたくさんある看板の種類
意外にも看板にはたくさんの種類があります。用途に応じて種類別の特徴をおさえ、予算を考慮した上で適切なものを選ばなければなりません。看板には、屋上看板・突き出し看板・壁面看板・野立て看板・電柱看板・駅看板の6つの種類があります。次の章でそれぞれの特徴について解説していきます。
屋上看板
屋上看板とは、ビルの屋上などに設置した広告塔や広告板ビルに掲示する看板広告のことです。大きくて目立ちやすい駅の周辺や高速道路沿いのビルに設置されることが多いです。遠目からでも見やすく、主に、企業やサービスの認知、ブランドイメージの向上を目的として利用されています。基本的には1年単位での契約になっており、設置費用は約50万円ほどかかります。
突き出し看板
突き出し看板とは、建物から突き出して設置するタイプの広告看板です。着物の袖のような形をしていることから、別名袖看板と言われることもあります。飲み屋街の看板がイメージしやすいです。ビルの高いところに設置でき、通行人に見てもらいやすいので高い集客を見込めます。ただし、表示には制限がありますので事前に確認しておきましょう。設置費用の相場は約20万円ほどです。
壁面看板
壁面看板とは、ビルなどの建物の壁面に貼り付ける看板です。スペースが限られている場合でも壁を有効活用できるので便利です。建物そのものに店舗名やサービス内容を記載して、サービス周知や店舗への集客が期待できます。屋上看板に比べて、近い場所でも見やすいように設計されており、設置の際には支柱を必要としないので初期コストを抑えることができます。壁面看板には2タイプあり、照明を看板の外側に設置した外照式と、看板の内側に照明を設置した内照式とがあります。費用相場は外照式が約1万5,000円〜、内照式が約10万円〜です。
野立て看板
野立て看板とは、建物から離れた路地などに設置されることが多い看板のことです。運転中のドライバーや歩行者を対象としており、「この先○m先右折すぐ」のように店舗に誘導するための道案内として利用されます。他にも競合他社との差別化を図って目立たせるために使うこともあります。費用相場は、費用は1畳ほどの大きさでシンプルなデザインの場合は約8~15万円程度、2畳ほどの大きさでライトを付けた場合であれば約20~35万円ほどです。
電柱看板
電柱看板とは、その名の通り電柱に設置する看板広告です。電柱から突き出して設置するものと、電柱に巻きつけて設置する2種類があります。主に地元の住民を対象にするので、地域密着型の近隣企業やお店が活用することが多いです。費用相場は、約1~2万円ほどなので他の看板よりも設置コストが安いです。まずは小規模からはじめてみたいという外壁塗装業者の方にはおすすめです。
駅看板
駅看板とは、駅の構内や線路前に掲示されている看板のことです。駅周辺の施設案内や商品告知をする場合に広く利用されています。長期的に掲載できるので、電車や駅を利用する人にアピールできるでしょう。
費用相場は、設置する駅や看板のタイプによって非常に大きく異なります。1番安いタイプで約1,600円ほど、高いタイプだと約350万円ほどかかってくると言われています。利用者の多い駅ほど費用は高くなる傾向にありますが、ただ大きく目立つ駅に設置すれば良いというわけではありません。コストのかかるものなので、目的、ターゲット、予算を明確にして適切なタイプを選ぶようにしましょう。
外壁塗装で看板集客をするメリット
外壁塗装での看板集客には、主に以下3つのメリットがあります。
- 不特定多数の層に宣伝できる
- エリアを限定してアピールできる
- テレビCMに比べると費用を抑えられる
それぞれについて詳しく解説していきます。
不特定多数の層に宣伝できる
看板は、街に掲示することで企業やサービスの宣伝ができます。
とにかく人通りや車通りが多い通路沿いに設置することができれば、不特定多数の層にアピールすることができます。長期の掲載になれば、ひとつの景観として自然と刷り込みも行えます。
エリアを限定してアピールできる
看板は一度掲載すれば、掲載を続ける限りその場でアピールし続けることができます。エリアを限定して効果的にアピールすることが可能です。ただし、看板を設置する際に重要なのは、エリアの属性を把握しておくことです。単に人通りが多いという理由だけで設置するのでは大きな効果は期待できません。外壁塗装の集客であれば、ファミリー層や高齢層、戸建に住んでいる方に向けてアピールできるエリアを選びましょう。
通行人の属性やエリアの特徴を把握してしっかりと戦略を練ることが大切です。
テレビCMに比べると費用を抑えられる
看板は、費用対効果の高い媒体だと言われています。テレビのコマーシャルで宣伝する場合は数百万円単位でかかる場合が多いです。しかし看板であれば大きく費用を抑えて宣伝することが可能です。看板は目的やターゲット、予算にあわせて看板の種類を選ぶことができ、掲載期間も自由に決められます。費用を抑えて効果的に宣伝したいという場合にはピッタリです。
外壁塗装で看板集客をするデメリット
一方で外壁塗装で看板集客をするデメリットもあります。
- 集客の効果想定がしづらい
- 夜間や天気が悪い時に見づらい
それぞれについて詳しくみていきましょう。
集客の効果想定がしづらい
看板は企業の認知度アップやサービスの宣伝をすることはできますが、効果は設置場所に大きく左右されやすいです。人通りが多いエリアや駅前であれば集客を見込めますが、立地の良い場所は広告費が高い傾向にあります。実際に「看板を見てお問合せをしました」という方がどれだけ期待できるのかわかりづらいというデメリットがあります。効果を想定できるような仕組み作りをしておくことが大切です。たとえば、「看板を見て来店した」という方への割引や特典の注文数ではかったり、看板からのお問合せ専用電話番号を設けておくと良いですよ。
夜間や天気が悪い時に見づらい
看板は、夜間や天気が悪い時には見づらくなってしまうこともデメリットです。費用はかさみますが、看板にライトをつけたり、ベースを明るい色にした看板を設置することで見づらさを緩和できるでしょう。日陰になりやすい場所も見づらくなってしまうので、日当たりを意識するのもおすすめです。
看板を出す際の注意点
看板を出す際には、デザインをはじめ経年劣化や設置後の安全面などいくつか注意点があります。
- 伝えたい内容をシンプルに記載する
- 看板設置に関する決まり事を守って設置する
- 看板は劣化する可能性があることも頭に入れておく
以下でそれぞれについて詳しく説明していきます。
伝えたい内容をシンプルに記載する
看板は伝えたい内容をシンプルに記載する必要があります。看板自体の枠を大きく確保できたとしても、遠目から見た場合の印象や見やすさを考慮しなければなりません。情報を詰めすぎて文字や写真だらけの看板にするのではなく、余白を持たせることを意識します。伝えたい内容に優先順位をつけてシンプルに記載しましょう。
看板設置に関する決まり事を守って設置する
看板を設置するには、数々の決まり事や従わなければならないルールがあります。
主に、屋外広告物許可申請・道路占用許可申請・広告物許可申請・色彩規制・景観条例などが挙げられます。
上記は、通行人の安全を守るためや、都市づくりにおいて景観を損なわないためにルールが設けられています。設置後のトラブルを防止するためにも、事前に相談し、確認してから看板を作成・設置しましょう。
看板は劣化する可能性があることも頭に入れておく
看板は屋外に設置するため、天候の影響を受けやすいです。掲載期間が長くなると劣化もすすみます。劣化する可能性があることを踏まえて看板を作成しましょう。看板は会社の顔ですので、きれいに保って良い印象を与えることが大切です。外壁塗装業者としては特に、清潔感を保っておきたいものです。
定期的にお手入れを行い、必要に応じて新しい看板へ入れ替えましょう。
看板での集客が上手くいかない場合は別の施策も検討する
ここまで、看板のメリットやデメリットをお伝えした上で設置する際の注意点をご紹介しました。しかし、そうは言っても看板での集客が上手くいかないとお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
看板以外の集客方法としては他に
- チラシ/ポスティング
- Web広告
などがあります。それぞれについてご紹介します。
チラシ・ポスティング
ポスティングとは、チラシを各家庭のポストに配布する集客方法です。
看板は不特定多数の人に周知するのに対し、チラシのポスティングはエリアや住宅の種類などのターゲットを絞ってアプローチすることができます。外壁塗装業者であれば戸建にポスティングすると効果的です。
Web広告
Web広告とは、Web上のメディア(媒体)やSNS、メールなどに掲載する広告のことです。 Web広告の特徴は、ターゲットを細かく絞ってアプローチしたり、効果測定がしやすい点です。運用するにはある程度知識が必要ですが、近年外壁塗装においてもWeb広告を活用している業者は増えてきています。
看板は不特定多数に宣伝できる広告施策
いかがでしたか?看板には、様々な種類があり用途やターゲット、設置するエリアや予算にあわせて適切なものを選ぶことが大切です。事前に戦略を立てた上で看板を活用することができれば、企業やサービスのPRを効果的に行うことができ、認知度も高まります。
ただし、各種申請や法令に則って正しいルールで設置しなければなりません。今回の記事をご参考に看板を活用した集客にお役立ていただけますと幸いです。