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防水工事に資格は必要?防水施工技能士の取得方法やメリットを解説!

防水工事をするために資格は必要なのでしょうか。そして防水工事に関わる資格、防水施工技能士とはどんな資格なのか、取得する方法や取得することによるメリットは何なのか。防水工事に興味がある人、防水施工技能士に関心がある人には気になるところでしょう。ここでは、そのような疑問を解決するべく、防水工事の資格について詳しく紹介していきます。

防水工事に必要な資格はある?

防水工事を行なうために必要な資格はあるのでしょうか?「資格がないと防水工事はできないのでは?」、「建物の劣化を防止したり、色落ちを防ぐという大事な工事なので、資格が必要なのでは?」そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかと思いますが、実は防水工事をするのに資格は必要ありません。学歴なども問われません。誰でも業として防水工事の作業を行なうことができるのです。通常は防水工事を行なう会社に就職し、当初は、上司や先輩と現場に行き、見習いとして一緒に働き、知識や技術を習得していきます。また、工業系の学校や職業訓練校などで専門的な知識や技術を習得してから防水工事の会社に就職する方法もあります。

国家資格である防水施工技能士とは

防水施工は、ビル等の建物の屋上やベランダのほか、橋やダム等に雨などの水が入り込んで劣化が進むことを防ぐ大事な工事です。このような大事な防水施工ですが、工事を行なうのに必要な資格はありません。しかし防水工事に関する国家資格として「防水施工技能士」というものがあります。都道府県職業能力開発協会や中央職業能力開発協会が実施する技能検定試験に合格すると取得できます。スキルアップや、信用力アップを目的として受験する方が多くいらっしゃいます。

防水施工技能士を取得する方法

防水施工技能士を取得するには、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。難易度はそれほど高くはなく、しっかり受験勉強の対策を行い、日頃の業務をしっかり勤めていれば合格できる水準です。学科試験の対策は、中央職業能力開発協会が発行する試験問題集を利用することをおすすめします。学科試験は過去に出題されたような問題が繰り返し出る傾向があるので、問題集を何度も解いて傾向をつかみましょう。実技試験は、普段の業務で行うことを発揮すれば大丈夫です。

受験資格

  • 1級・・・7年以上の実務経験または2級合格後2年以上の実務経験を有する者※学歴により必要な実務経験年数が異なります
  • 2級・・・2年以上の実務経験を有する者※学歴により実務経験が不要になります

試験内容(例:3級)

試験の内容は以下のとおりです。

学科試験

  • 建設一般
  • 製図
  • 関係法規
  • 安全衛生
  • 選択科目(9種類の施工法の中から選ぶ)

実技試験

9種類の施工法の中から選ぶ

防水施工技能士を取るメリット

防水施工技能士を取ると信用があがるため依頼数が増えたり、スキルアップにつながるというメリットがあります。以下、詳しく述べていきます。

依頼主からの信頼につながる

防水施工技能士を取得すると、名刺に資格名を記載できたり、ホームページ等での自己紹介や会社のアピールをする際にも掲載できます。資格を所有していることは対外的に見て信頼度が高まります。しかも防水施工技能士は国家資格なので、信頼性はさらにあります。依頼主仕事の依頼先を迷っている場合、資格がある人とない人とどちらかを選ぶとしたら、安心して仕事を任せられると思い資格がある人を選ぶでしょう。

等級がありスキルアップを目指せる

防水施工技能士を取得するには、一定の防水に関する知識と技術が必要となってきます。防水工事を仕事としている人は普段の業務を行うにつれ自然と腕はあがっていくとは思いますが、資格取得を目標にすることで、より知識の習得や技術のレベルアップを意識するようになります。しかも資格のレベルが2段階あるので、最初は2級を取得し、次にレベルの高い1級を取得のため知識レベルと技術レベルを上げようと頑張ることにより、スキルアップに繋がっていきます。

資格手当が出る場合がある

会社の方針で何かしらの資格を所有する者に対して、資格手当を与えることがあります。資格を取得した時の一時金として与える場合もありますし、毎月一定の額を与える場合もあります。会社からすると従業員が資格を取得することは、その者がレベルアップすることに繋がり、ひいては会社の売上や信用にも繋がるので、その報酬という形で手当を出したりします。防水施工技能士は、防水工事会社にとって有益な資格なので、資格手当を与える会社はあるでしょう。

防水施工技能士の将来性はどうなの?

防水施工技能士を所有していると対外的な信用度が高まります。安心して仕事を任せられる人だと認められ、受注が増えていきます。そして資格を所有しているという自信から仕事にも自信がつくようになります。防水工事は住宅やマンションのみならず、ビルや橋などの公共インフラの維持・保全に欠かせない技術で、今後も需要のある仕事です。防水施工技能士を持っていれば、防水工事業者だけでなく、防水工事に携わる住宅メーカーや塗装会社等、さまざまなシーンで活躍の場が準備されています。

将来性もあり信頼にもつながる防水施工技能士は取るべき資格!

今回は、防水施工技能士について解説しました。防水工事は資格が無くても作業ができます。しかし、社会インフラでの需要が高いため将来性があり、防水施工技能士を取得していると、依頼者からの信頼度も高くなるため、よりさまざまな場面での活躍が期待できます。そして資格を取得することにより、自信にも繋がり、いい仕事へと繋がります。このように将来性もあり信頼にもつながる防水施工技能士を取得してみませんか。