外壁塗装の営業では、見積書を出すだけでは選ばれにくくなっています。相見積もりが当たり前のいま、お客様は複数の業者を比較したうえで「いちばん分かりやすく、信頼できそうな会社」を選びます。その判断を左右するのが提案書です。
「提案書って、見積書と何が違うの?」 「何を載せれば受注につながるのか分からない」 「作るのに時間がかかりすぎて、現場が回らない」
この記事では、外壁塗装の提案書に必要な項目と作り方の手順、そして受注率を上げるためのポイントを、初めての方にも分かりやすく解説します。作成を効率化する方法も紹介するので、提案業務の見直しに役立ててください。
提案書と見積書はどう違う?
混同されがちですが、提案書と見積書は役割が異なります。
- 見積書:工事項目ごとの金額を示した「価格の書類」
- 提案書:なぜその工事が必要で、どんな仕上がりになるかを伝える「納得のための書類」
見積書は「いくらかかるか」を示すだけですが、提案書はお客様の不安を解消し、「この会社にお願いしたい」と思ってもらうための資料です。とくに外壁塗装は10年に一度の大きな買い物で、お客様は専門知識を持っていません。だからこそ、写真や分かりやすい説明で「自分の家の状態」と「必要な工事」を理解してもらうことが、受注の決め手になります。
受注につながる提案書に必要な7つの項目
良い提案書には、お客様が知りたい情報が過不足なくそろっています。最低限おさえたいのは次の7つです。
1. 表紙(お客様名・物件情報)
誰に向けた提案かを明確にします。「○○様邸 外壁塗装ご提案書」と入れるだけで、特別感と丁寧さが伝わります。
2. 現地調査の写真
外壁・屋根・付帯部(雨樋・破風・軒天など)の現状写真を載せます。写真の枚数が多く、各箇所を丁寧に撮っている提案書ほど、お客様の信頼を得やすい傾向があります。
3. 劣化診断・状態の説明
写真と合わせて、ひび割れ・チョーキング・色あせなどの劣化状況を分かりやすく説明します。専門用語ばかりにならないよう、写真で確認できる事実をベースに伝えるのがポイントです。
4. 工事内容(施工範囲・工程)
どこを、どんな手順で施工するのかを示します。下地処理・下塗り・中塗り・上塗りといった工程を明記すると、丁寧さが伝わります。
5. 塗料グレード別のプラン提示
ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・無機など、塗料グレードごとの違いと価格を比較できる形で提示すると、お客様が予算と耐久性を天秤にかけて選びやすくなります。アップセルにもつながります。
6. カラーシミュレーション
塗装後の色のイメージを視覚的に見せます。色選びは外壁塗装で失敗が多いポイントなので、完成イメージを共有しておくと、契約後のトラブル防止にもなります。
7. 会社情報・実績・保証
施工実績やお客様の声、保証内容を載せて、安心して任せられる会社であることを伝えます。
提案書の作り方|基本の5ステップ
提案書を一から作る場合の流れは、おおむね次のとおりです。
- 現地調査で写真を撮影する(外壁の各面・屋根・付帯部をもれなく)
- 撮影した写真を整理し、劣化箇所をピックアップする
- 劣化状況の説明文を作成する
- 見積(グレード別プラン)を作成する
- 表紙・会社情報とまとめて1つの資料にする
WordやExcel、PowerPointでテンプレートを作っておけば、毎回ゼロから作る必要はありません。ただし、この方法には次のような課題もあります。
手作業での提案書づくり、3つの課題
時間がかかる
写真の整理、説明文の作成、見積、レイアウト調整…と工程が多く、現地調査から提案書の提出まで1週間ほどかかるのが業界の標準です。その間に、提出が早い競合に決められてしまうこともあります。
属人化する
提案書の質が、作る人のセンスやパソコンスキルに左右されます。営業担当が増えても、同じ品質の提案書を全員が作れるとは限りません。
パソコンが苦手な人には難しい
ベテランの職人さんや現場スタッフがWordやExcelの操作に不慣れだと、提案書づくりがボトルネックになります。
提案書づくりを効率化する方法
これらの課題を解決する手段として、外壁塗装に特化した提案書作成ツールを使う方法があります。
たとえば外壁塗装特化アプリの「ソトエル」では、現地調査で撮影した写真をもとに、A4縦のPDF提案書を約15分で自動生成できます。
- AIが写真から劣化診断のコメントを自動作成
- 塗料グレード別のプランや見積も簡単に作成
- カラーシミュレーションも搭載
- パソコンが苦手でも、スマホだけで完結
現調から提案書提出までを大幅に短縮できるため、相見積もりでもいち早く、分かりやすい提案を届けられるようになります。提案書作成にかかっていた時間を、追客やお客様対応にあてられるのも大きなメリットです。
[提案書サンプル画像をここに挿入]
どのツールを選ぶべきか迷う場合は、こちらの記事も参考にしてください。 ▶ ▶ 塗装業向け見積ソフト比較5選|選び方とおすすめを徹底解説
まとめ
受注につながる提案書には、現地調査写真・劣化診断・グレード別プラン・カラーシミュレーション・会社情報といった、お客様の不安を解消する情報が欠かせません。一方で、これらを手作業でそろえるには時間も手間もかかります。
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